第15章、ケヅメリクガメ。Geochelone sulcata
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マンションのベランダで学生時代に飼っていた思い出のリクガメ、それがケズメリクガメでした。
当時は今のようなインターネットなどの情報も無くお店の店員さんにいろいろ聞いたり、ほんの少しのハ虫類雑誌などを頼りに悪戦苦闘しながら育てました。
購入した時はほんの握りこぶしほどの大きさで、つぶらな瞳と無我夢中に野菜を食べる姿に心躍らされこんなに可愛い生き物がいたんだとも思っていました。ひとしきり店員さんの指示どうり飼育していると、約3年で20センチを超え6年で60センチ近くまで成長していました。
夏場はベランダにだしっぱで飼育し、冬場は家の90センチのケージに入れてやる。餌はスーパーで色んな野菜を買って来て膨大に与える。この頃はまだ紫外線とかビタミンがどうとか詳しいことは解っていても理解する頭が無かった時代なのでがむしゃらです。
餌をやる特なんかは野菜を切る臭いで餌の時間を把握し、がたがたがたがたタックルしまくりで、悪ふざけにベランダの一番遠くにカメをもって行き餌から遠ざけても猛ダッシュで駆けつける姿を見て楽しんでいました。ここまでやるとカメを飼っているという感覚ではなく犬などを飼っている感覚に近くなります。冬場の運動不足解消に、人間用のオシメをガムテープで外れないようにして放し飼いしたこともあります。
そんなケズメリクガメですがこの世界を仕事にしだしてからは、数を扱うにつれ小さいカメは簡単ではないと言う事に気づかされました。それがケヅメリクガメであろうとベビーは難しい。
たまたま自分が大きくした個体が順調に育ってくれただけで全部がそうとは限らない。必死に紫外線の事や温度、湿度、餌、カルシウム、ストレスとまじめに向き合わないと、いくら強い子供でもダメになる。成長段階での間違いが甲羅を変形させたり、細菌感染させたりと様々な事が起こるものです。リクガメに良く起こる結石もこのケズメリクガメには特に起こりやすい。何頭も扱ってはじめて解る真実がケズメリクガメにはいっぱいありました。
多くの事を学ばせてくれた上に、リクガメの楽しさを存分にあじあわせてくれたケズー(飼っていたケズメの名前です)に今でも感謝しています。これからリクガメ飼育を考えておられる方はこの大きくなるケズメリクガメをぜひ飼育してもらいたい。
大きくなって飼育が無理になったら私が引き継ぎます。
色んな意味で飼育してもらいたいナンバーワン候補ですね!
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by kanrep | 2009-03-29 00:21 | 私的バイブル集
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