第8章、 砂漠の忍者、ツノトカゲ。
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 砂漠の赤砂をいれ、バスキングライトとメタハラをあてたケージ内に、いるはずのツノトカゲが視界に入ってこずにあせったことがありませんか?

 このトカゲを飼育すれば一度は味わうこの気持ち。彼らは日中砂の中にその姿を隠し、まるで脱走したかのように思わせるぐらいに体の全てを地中にうずめています。中にはその勇姿を岩の上などで見せ付けるようなタイプもいますが、ケージ内では大き目の水容器に体を入れてしまうこともあり、意外と体内温度の調節を臨機応変にこなせるトカゲのようです。

ツノトカゲは飼育に難があるとよく言われますが、これはもともとワイルドの環境では蟻酸を必要とすると言う理由からでしたが、実際飼育してみて餌に関しては言えば、冬場にはコオロギ(カルシウム剤をかけて)のみの給餌、夏場は外でアリを捕獲してあげつつコオロギもあげる、と言う形で問題なく長期飼育できました。温度は日中で35℃、夜間で25℃ぐらいでまで下げるぐらいの事で調子が良いみたいです。昔以上に飼育を簡単にしてくれているのがメタハラの存在です。誰もが長期飼育可能になってきた一番の理由は紫外線の供給が手軽にできるようになったことでしょう。蟻酸が無いと飼えないモロクトカゲの様な生き物ならばコオロギでは長期飼育はできません。

 私が思うに多くのツノトカゲは、リクガメにビタミンD3が必要であると言う話と同じレベルであると考えています。蟻酸が無いと生かす事ができないと言う体のメカニズムでは無く、ないものを補える事ができれば長く生かす事ができるのではないかと思います。事実紫外線を照射しなくても育つリクガメもいます。例外といえばそうなりますが、ツノトカゲも2年飼育したこともあります。この頃はメタハラは使っていません、と言うより発売されていませんでした。メタハラで補える事を考えれば新陳代謝の向上や骨に対する影響、などがあげられますが、この様な事が見えないところでかなり助けになっていることは間違いないと思われます。

 これらの事で飼育ができるのであれば一度は飼育してほしい生き物だと声を大にして言いたい。すばやい動きで獲物に近づき考えるしぐさ、水泳選手のように砂にもぐるしぐさ、頭や体にはえている角を使い獲物を感知する姿、場所をとらないサイズ、など面白いことが多々あります。なんと言っても最近では20センチぐらいになるツノトカゲなども国内に輸入されています。荒野と言う生活環境が生み出した忍者は今日も砂の中に身を潜め餌がくるのをまっています。

 飼えないトカゲではなく長く飼えるトカゲへ大きく移行したのがツノトカゲだと思います。
2007/06/25
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by kanrep | 2009-03-28 23:27 | 私的バイブル集
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