第33章、ナメハダタマオヤモリ・・・マダムの至宝
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 レビレビと言われる代表的なランドゲッコーの一種がナメハダタマオヤモリです。見る者に癒しを与え、そのグラム単価の高さからダイヤや金にも匹敵するほどの高価な爬虫類としてお目見えしました。アメリカのブリーダーのおかげで今では価格も落ち着き比較的手にしやすい価格帯になりました。そんなレビレビの秘めたる魅力を少しご紹介しましょう。

 この種は砂漠に生息している為、飼育ケージにはオーストラリアの赤砂がよく似合い、またこの赤砂を20㎝~30㎝ひく事でブリードまでできてしまいます。タマオヤモリの魅力は大きな黒ずんだ瞳は言うまでもありませんが、最大の特徴である尻尾の先に付いた球にあります。獲物の昆虫を捕食する時、飛びかかる数秒の間、この球をぷるぷる震わせてタイミングをはかる作業をします。他のランドゲッコー(ヒョウモントカゲやニシアフリカ等々)も同じように捕食前は尻尾をふるしぐさは行いますが、それらと比べても格段に丸いと言うだけで可愛さ、受ける印象などが変わってきます。これをよ~く観察してみると小さなレビスはエサを見つけてからそのエサとの距離を詰め、制止してからぷりぷりを始めます。そして少し尾を上げ一気に捕食!これは意味無く何度見てもたまらないもんです。また巣穴をほって生活するためご飯が終わればすぐさまおうちに帰ります。だから飼育下ではあんまり姿を見れないんですよね。でもそのワイルド感のある生活が逆にこの種の魅力なんです。普段の姿をケージで再現できる希少な生き物なんですよ。大きな入れ物もこの種では意味が無く、小さな環境でも巣穴と言うテリトリーさへ提供してあげれば環境ストレスもさほどかからず問題無く飼育できてしまうんです。温度も20℃~25℃もあれば十分なので夏場の高温だけ気を付ければ問題なし。暑い時はお家から意味無く出て来てくれるのでわかりやすいんですよ。底面プレートヒーターをひいておけば砂の中は意外と温いし、いたってシンプルな飼い方が可能です。

 でもそんなレビスでも気をつけなくてはいけない事、それはエサの与え方。絶対にエサの放置プレイはこの種にとっては命取りで、食べるのを常に確認し食べ残しはすぐさま取り出す癖をつけましょう。これをしないと最悪コオロギにかじられ死に至ります。私はこの種が初めて国内に入荷した時、頑張ってローンを組んでペアを購入しましたが、1匹を1週間後にこのつまらないミスにより殺してしまいました。お金の事もそうですがそれよりも、自分の知識の無さへの反省、それにより殺されてしまったレビスの無念が重くのしかかった事を今でも忘れません。めんどくさいかもしれませんがこの苦労を惜しむのならば飼わない事をお勧めします。 またレビスは音にも敏感で、大きな音を長時間聞かせたり、突然の大きな音などでもびっくりしてストレスを感じます。これによりエサ食いが悪くなるという症例も確認していますので気をつけましょう。

 やわらかでつやつやとした若い女性のやわ肌を感じさせるナメハダタマオヤモリはヤモリの中では一番好きなヤモリだと私は思っています。一度飼育すれば私が感じた楽しさ、優越感、癒しなど全てを味わう事が誰でも簡単にできるでしょう。そんなレビスですがアメリカでのブリード数は昨年からの不況と共に激減しまたもや価格が高騰しようとしています。爬虫類が嫌いな人にも可愛いと言わせてしまうほどのヤモリなので多くの人が手軽に飼育できるのが理想なだけに輸入状況がこれから厳しくなる事は残念です。これを読まれた皆さんに一度は飼育してもらいたいヤモリなだけに・・・。
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by kanrep | 2010-02-23 15:12 | 私的バイブル集
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