第26章、マングローブモニター。Varanus indicus
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あまり大きくならなくて、噛まなくて丈夫なモニターはいませんか?とよく聞かれるのですが、その際にまずお勧めするのがこのマングローブモニターです。
初めてモニターを飼育される方でも飼いやすく、そして美しい種の代表です。
このマングローブモニターの面白いところは誰もが強調するところの、噛まない、と言うところに尽きるのですが、噛まないというのは語弊があり、噛みにくいと言う表現の方が正しいのかもしれません。何年も色んなマングローブモニターに会っていると、そりぁ噛んできた奴も実際過去にはいましたからやっぱり噛みにくいが適切です。噛みにくいからといっておとなしいわけでもなくほかのモニターと同様に小さな個体はばたばたします。
私が思うにこのマングローブモニターの魅力は、噛む噛まないと言う事よりも人馴れしやすい性格です。人間の事を怖がらないこの性格はいったいどこからくるのでしょう。見ている前で舌を出して顔をケアしている姿や警戒心も無くぼーとしている姿などを見るとほんとにワイルドなのかと疑いたくなります。ベビーで入荷してくる個体もほとんどがワイルドでCB個体などはほぼ存在しません。自然界の中においてこのマングローブの場合は大きく口をあけて威嚇するぐらいの恐怖は少ないのでしょうか?天敵になりうる生き物が何なのか非常に気になるところです。もしかしたらマングローブの天敵は同じオオトカゲ(マングローブを含む)で警戒心がもともと少ない環境なのでしょうか。このおとなしいとか噛みにくいという性格は理由がなんであれ非常に興味深いところです。魅力的なマングローブモニターですが、飼育に関して一つ気にしなければならない事があります。これは何度か経験した事なんですが、丈夫で飼いやすいという固定概念が注意力を散漫にしてしまうというのが挙げられます。気づいた時にはお口の中がマウスロットになっていたり、乾燥させすぎて爪が数本とんでしまったり、とこの様なことは完全に初歩的な人為的ミスになります。生き物飼育にはこの様な油断は禁物なので飼いやすいからと決め付けないようにしなければだめですね。
この様なモニターなのですが最近では各産地別に入荷するようになりました。インドネシア原産といってもインドネシアは広く、島や湿地帯はかなりあります。この様々な環境の中で、いろいろなタイプが発見されていますが、尻尾がほとんど黄色に染められ、喉も黄色く、体全体に黄色いスポットが散りばめられているような非常に美しいロテアイランド産など以前のマングローブモニターのイメージを一新するかのような産地も入荷しています。まだまだ新たな産地の入荷の望めるマングローブモニターの世界観を楽しむのはこれからかもしれません。美しく、飼いやすい一般的なモニターと言うイメージからレア個体の産出が始まれば、ただのマングローブでは終わらないとは思いませんか?今後この産地違いのバリエーションを注目して見ていくのも面白いと思います。まだまだ新しいタイプの登場は夢ではないのですから。マングローブモニター飼育者にとってもこれは新しい目線での新しい楽しみ方ではないでしょうか。ちなみに自分はこの産地違いの検証に結構はまっています。マングローブをあなどるなかれ!ですね。
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by kanrep | 2009-03-29 00:34 | 私的バイブル集
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