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第4章、クレステッドゲッコー・・・不動の帝
初めてこの種の交尾を見た時は今でも鮮明に頭の中に焼きついています。多くの方が飼育繁殖されているこの種ですが、ヒョウモンなどにくらべ失敗されている方が多いのもこの種です。私も以前、と言ってもかなり昔になりますが、繁殖には成功しました。でも結果として1ペアでは私の場合は成功しませんでした。と言うのも最初のペアリングの時はオスがあまりにも強すぎてメスは自切するは、体も傷まみれ(噛まれて)になるわで大失敗。そこで次にかなり気の荒いメスを導入。入れた瞬間オスはメスに猛チャージ!すると今度はうまく合体!そんなに大きくはないヤモリですが凄まじいバトルのうえメスを従わす光景はかなり衝撃的です。この時からクレスを多等数飼育し相性のいいペア探しを始めました。面白いことにこの時きずいた事が、色んな組み合わせをしているとかなりの確率でペアリングが可能でした。産卵率にいたっては気の荒いメスの方がおとなしめのメスよりもコンスタントにとれました。体質の問題が関係しているかどうかはなんともいえませんが 、おとなしめの個体は次の産卵まで時間がかかっていました。昔の事なので細かなデータをとっておけばと少し後悔しています。色や柄についてはワイルドの種親を使ったのでかなり面白かったことを覚えています。今で言うファイアーやタイガーなど普通に出ていました。昔は緑の個体や黄色の個体、赤い固体と様々なバリエーションがワイルドの中にいて選別がかなり面白かったのが印象的です。こんなに強い種ですが中には突然悲鳴を上げて死んでしまったり(急にショック状態に陥る)、口にマットを詰まらせて事故死をしたり、クル病にかかったりといろんな事も経験して学びました。永遠に譲る事の無い王位を今でも継承し、また新たなる血の存続を多くの人達に望まれる正真正銘の王冠帝。飼育の容易さと外見の凛々しさ、中型と言う魅力・・・非の打ち所の無い種の存在は爬虫類ファンを魅了しつずけます。まだまだ帝の魅力は私の知りえる範囲ではない部分が多いのでいつかまたチャレンジしたいものです。
2006/01/15
by kanrep | 2009-03-28 23:23 | 私的バイブル集
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